STEP HEARTS LIVE N°7ジャズダンス撮影|磐田市掛川市のステップハーツ
ステップハーツとは
静岡県の磐田市・掛川市に展開するダンススタジオ「ステップハーツ」はバレエやダンスの要素を取り入れたジャズダンスを教えるダンススタジオ。
生徒さんは小さなお子さんから大人まで在籍し、本格的なジャズダンスを教えるダンススタジオです。
N°7 ステップハーツライブ2018
今年で7度目となる発表会。磐田市文化会館にて行われるライブには、客席が満員となり超本格的なダンスを見ることができました。
ジャズダンス撮影にあたっての問題点
撮影にあたり、ジャズダンス撮影の難しさをお客様からご相談いただきました。
というのも、ジャズダンスは素早い動きとともに、明るさや暗さの演出、光の演出などがあります。
お客様からも、なかなか良い写真が撮れないので大丈夫ですか?とご心配のお声をいただきました。
これは、撮って見るとわかるのですが、例えば
- 最後列付近から遠くの舞台を撮影する
- 暗い中での撮影
- 舞台手前と奥での被写界深度の差が大きい(ピントを合わせる場所が複数ある)
- 動きが早い上ダンスを理解していないとスピードについていけない
- 動きが早く普通のカメラではボケボケになってしまう
- ストロボや舞台照明以外の照明は使えない(演出があるため)
などの問題からなかなか良い写真が撮れないとの相談をいただきました。
撮影機材を選ぶジャズダンス撮影
撮影にあたり重要なファクターが機材です。私どもでは、ニコンD5という機種をメインに使用しております。
この機種はニコン最高級唯一のプロフェッショナルモデルで、どんなシチュエーションにも対応する能力を持ったカメラです。
さらに、レンズも重要で後列からとる場合には
どの位の幅で撮るのか?
暗い中で撮るためには?
そして、一番大事なのはダンスをどのように表現するか
となります。
ジャズダンスは、それそのものが芸術のため。動きはもちろん、ダンサーの配置でソロパートもあれば舞台全体を使うこともあり、それぞれで表現が違います。
また、演出上闇をイメージすることや逆光、様々な色を表現することが大切になってきます。
今回使用した機材は
ニコンD5
ニコンAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR 望遠レンズ
ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR 標準望遠レンズ
タムロン SP 15-30mm f/2.8 VC USD超広角レンズ
カーボン三脚
等を使いました。
実際の写真は?
プライバシーもあるので全部は紹介できませんが、お客様にも掲載許可をいただいたお写真を数枚ご紹介します。
今回は、二日間の撮影での枚数は1万枚を超えました。データ量にして200GBにもなりました。
暗闇の中にダンサーの皆さんが浮き出て、ダンサー配置は前後左右になります。
この場合は、F6.3シャッタースピード1/200で撮影しています。
こちらも手を上げる一瞬を捉えて撮影しています。
しゃがんだ状態から立ち上がりこの後激しい動作に移行する一瞬です。
暗く被写界深度も必要な為シャッタースピードを落としたいところですが落としすぎるとブレブレとなってしまいます。
こちらも1/200F6.3で撮影しています。
上の写真と配置感は同じですが皆さんジャンプしている一瞬です。
F8 1/200秒で撮影。仮にこの写真をレンズの一番明るい設定F2.8で撮ると中心最前列のダンサーさんだけくっきり顔が見えそれ以外の方はボケてしまいます。
ソロパートと集合パートで撮り方設定を変えて撮るように心がけています。
参考としてこちらはF2.8で撮影した一枚。一人のパートなどでは被写体を際立たせる設定に変えて撮影しました。
ステップハーツの生徒さんのダンスレベルは非常に高く、全員の動作が揃っています。
さすがの踊りでした。
そして激しいダンスのエンディングは、皆が囲って中央のダンサーさんがしゃがんだ状態から手を突き上げます。
その一瞬を捉えた写真です。
中央奥の先生はテレビにも出る超人気のダンサーさんでこのダンスでは、超ハイレベルな動きとスピード感あふれるダンスを見せていただきました。
全員の息のあったダンスは圧巻です。
また、こちらのジャズダンスはゆったりした動きからキレのあるダンスに移り舞台全体を使った演出で構成されています。指先一本一本まで気持ちの入ったダンスに注目です。
ライティングと音楽も迫力がありブルーや赤。様々に変わる中超かっこいいダンスを見せてくれます。
カメラのホワイトバランスがしっかり機能しなければ撮れない表情でもあります。
バレエの要素が入ったダンスも披露され表現力豊かなダンスが「ジャズダンス」なのだと思わされる一瞬でした。
これは、無加工(色調整なし)の写真です。
ブルーや紫といった色はカメラのセンサーが誤認識してしまうこともあり色を出すのが難しいところでもあります。
月をバックに芸術的な演技でした。
様々な年代のダンスチームがあり素晴らしい見応えの時間でした。
演出も凝っていて子供さんたちのダンス含めてプロのダンスだと思わされるライブでした。
大きな叫び声とともに青春の葛藤を感じさせる一枚。
センターの女性ダンサーさんは腰を落とした状態から髪を振り上げその一瞬を捉えました。
虹のように輝くダンスは元気をもらうダンスでした。
皆の動きが伝わります。
撮影を通じて
今回撮影をさせていただき、一流のダンスを見せていただきながら撮影しました。
ファインダーを覗きながらの撮影は集中して演技を見ることができるので、常に次の一瞬一瞬を想像し右手はシャッタースピードと被写界深度、感度を調整し左手は画角とピント位置を調整しました。
撮影最後の方は、指が動かなくなるくらいハードな撮影でダンスをしていない私までヘトヘトになるほどの情熱的なダンスを魅せていいだき。そして撮らせていただきました。
ジャズダンスホームページ
ステップハーツ
撮影カメラマン
YOSHINAO YAMADA
静岡市の映像制作フォトグラファー&ビデオグラファー
AIROU-JAPAN(アイルージャパン)山田芳尚
420-90846
静岡県静岡市葵区城東町2−11
080-9456-5523
fax054-245-3978
airou.japan@gmail.com
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